寒い家ほど高血圧に?
習志野の空は薄曇りです。もう3月ですね、寒いお部屋でこの冬は乗り越えた!と思われている方も多いと思いますが、建築や医学分野の有識者らでつくる『日本サステナブル建築協会』の委員会による調査でこんな結果があきらかになりました。
調査は住宅の断熱改修による健康への影響を調べるために、20代以上の男女2635人(2018年3月末時点)を対象に行われました。
性別や年齢、飲酒習慣などを考慮したうえで確率を分析した結果、床付近の冬季の平均室温が「15度未満」の家に住む人は、15度以上の家に住む人に比べて高血圧で通院している確率が約1.5倍高かった。
調査した慶応大の伊香賀俊治教授(建築環境工学)によると、室温が低いと末梢(末梢)の血管が収縮して短期的に血圧が上がる。この血圧変動を繰り返される事で血管が徐々に硬くなり、慢性的な高血圧につながると考えられているそうです。糖尿病で通院している人など、寒い家では不調を抱えている人が多い傾向も明らかになっているようです。
気温が高くなると忘れがちですが、気温が丁度良い時期に『冬の室温対策』を考えておくと、健康にも、省エネにもつながりそうですね。