2020.3.13 命を守る耐震
今朝ラジオを聞いていて、地震についてなるほど!と考えさせられたお話がありましたのでご紹介します。
1995年に起こった阪神・淡路大震災の時は、家の倒壊などで自衛隊や消防隊など公的機関の方に助けられた人は全体の2割。ほとんどが家族やご近所に助けられた方が多かったそうです。普段挨拶を交わすだけでも『私はここにいる』の合図になりますから、とても重要なことですね。
そして備えとして、家族の安否方法を決める、避難場所をチェックしておく、備蓄。それらはとても大事な事です。一般的に3日の食糧などを備蓄しましょうと呼びかけられていますが!それは、あくまでも『住まいが大丈夫だった』場合。地震の備えとしての優先順位を間違っていませんか?
地震によって家の中が、家具の倒壊やガラスの破片だらけで足の踏み場もない状況だったり、家が傾いていたり、倒壊してしまった状態では、せっかく備蓄したものやリユックも使えなくなる可能性が高くなります。まず一番に守らなければならない事は【命です】高齢者や小さなお子様がいらっしゃるご家庭は特に逃げる時間にかかります。地震の備えとしての優先順位は、1番に命を守る住まいにすることが大事なのではないでしょうか。
自分の住まいが、あーなった時、こーなった時を予測しながら、ガラス飛散防止を貼る、家具の配置換えや壁固定の家具に変更する。逃げ場所の確保、備蓄やリュックの安全な置き場所を考える。耐震工事:大掛かりな工事から一部屋だけを耐震工事するまであります。
災害はいつやってくるかわかりません。しかし大切な家族や友人を悲しませることのないように、1人1人が命を守る行動を心がけませんか。